2015年度は「戦争に負けるとはどういうことか」をテーマとして1年間勉強しました。
皆さんが2015年度の柴田ゼミのゼミ生だったら、「戦後のどこか」に「どこ」を取り上げますか。私は、第1次大戦後のドイツ、第2次大戦後の日本とドイツ、中国に侵略され支配されたチベット、ナチス占領下のフランスなどを想定していました。
ところが、ゼミが始まってゼミ生が自分のテーマを検討し始めると、私が想定していないどころか、私の知らない戦争までがテーマとして取り上げられるということになりました。これが大学のゼミの面白いところです。大学生の興味関心は多様で、ひとりの教員ではカバーしきれないほどの幅と深さを持っているのが普通です。だからこそ学生の自主性が重要になるのです。
さて、以下、柴田ゼミのゼミ生が2015年度に取り上げたテーマを列挙してご紹介致します。次回以降、それぞれのテーマにつきまして具体的にご紹介していこうと思います。
1 ナチス占領下のギリシア
2 リトアニアにおけるソ連のジェノサイド
3 ベトナム戦争後のアメリカ
4 中国残留孤児
5 第2次大戦後の日本 2人
6 第1次大戦後のドイツ 2人
7 アメリカ南北戦争
8 中東戦争とエジプト
9 イギリス植民地としてのアイルランド
10 アヘン戦争後の中国
11 三国同盟戦争後のパラグアイ
※このブログは毎月15日、30日に更新されます。
柴田純志・著『ウェストファリアは終わらない』
0 件のコメント:
コメントを投稿